京のミステリースポット No.008
南禅寺(なんぜんじ)の怪
場所: 左京区南禅寺福地町 南禅寺
レポート: 加納進
ミステリー:

南禅寺は東山の大日山の西麓に位置し、臨済宗南禅寺派の大本山で、正式には端龍山太平興国南禅禅寺といいます。

古くは、園城寺(三井寺)の別院最勝光院のあったところで、同院が衰微したのち、亀山天皇が、文永元年(1264)に母の大宮院のために御所「離宮禅林寺殿」を造営したのに始まります。

正応2年(1289)、天皇は法皇となって、禅林寺殿に住したときのこと。ここで奇怪な出来事に遭遇します。最勝院時代の先住者の亡霊が出没して法皇を悩ますというのです。法皇は、元寇のおりに石清水八幡宮で、祈祷し、神風を起こしとされる奈良西大寺の僧叡尊を講じました。ところが亡霊を調伏できなかったため、かわって東福寺の僧無関普門を招致したところ亡霊は鎮まったといいます。このことが契機となって法皇は、普門を開山に迎えて禅寺を創建したと伝えられます。

★「京都のミステリースポット」を紹介してください! kyotokawaraban@yk.boo.jp