林かおる・文・絵 京都の史跡を訪ねる会・編 36頁 ¥400

嵐山・嵯峨野のあたりは古くから風光明媚な景勝地として名高く、数多くの物語や歌に詠まれてきました。
大堰川西岸にある標高382mの嵐山にちなんで、そのふもとの渡月橋を含む川の両岸のあたりは嵐山・嵐峡と呼ばれています。春の桜、秋の紅葉は言うに及ばず、夏の鵜飼いや灯籠流し、冬の雪化粧にユリカモメ、と四季それぞれの趣があります。雄大な自然と、その中で生きてきた人間の歴史との織りなす絵模様はいつしか見る人をもその中に引き込んでしまうようです。
嵯峨野と呼ばれるのは小倉山の麓あたりから裾野に広がる一帯で、王朝時代から遊猟・行楽や、別荘・離宮の地として王侯貴族に愛される一方、隠棲の地として都から離れたこの里に移り住むことも多かったようです。いずれにしても、この嵯峨の地の風情には何か人の心を慰めてくれるところがあり、それ故に今もなお多くの人々に愛されているのです。


 目次

 嵐山・嵯峨野
 渡月橋
 小督塚・琴きき橋
 保津川と角倉了以
 法輪寺(嵯峨の虚空蔵さん)
 道昌と大堰川
 嵐山城跡(嵯峨城跡)
 岩田山自然遊園地
 臨川寺(霊亀山臨川禅寺)
 亀山
 天龍寺(霊亀山天龍資聖禅寺)
 野宮神社
 大河内山荘
 常寂光寺
 落柿舎
 二尊院(小倉山二尊教院華台寺)
 祗王寺
 滝口寺
 宝筺院
 清涼寺
 化野念仏寺
 愛宕念仏寺
 直指庵
 大覚寺
 鹿王寺
 曇華院

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