水野克比古・写真 加納進・文 カラー・角判(22cm×20cm)・36頁 ¥800
ISBN4-944013-15-9 C1021 P800E

安楽寺は、鎌倉時代のはじめ、法然上人の弟子住蓮房と安楽房(遵西)が、現在地より東方1キロメートルのあたりに専修念仏の道場として結んだ草庵にはじまります。


 目次
 
 写真(31点)
 写真解説
 安楽寺の由来
 浄土宗の開創
 鹿ヶ谷の草庵
 元久の法難
 興福寺奏状
 建永の法難
 安楽寺建立
 鹿ヶ谷
 安楽寺をとりまく歴史的環境
 鹿ヶ谷かぼちゃ(ひょうたんなんきん)
 地蔵菩薩立像
 阿弥陀仏の本願

ここで住蓮・安楽房は別時念仏会を催し、六時礼讃を修道するようになります。吉田兼好は『徒然草』に、「六時礼賛は、法然上人の弟子、安楽といひける僧、経文をあつめてつくりてつとめにしけり」と認めています。
また、住蓮・安楽の「礼賛声明」は、聴く人の心を揺さぶるような哀音の響きをもっていたと伝えられています。このことは、『四十八巻伝』(巻三十三)に、「住蓮・安楽等のともがら、東山鹿谷にして別時念仏をはじめ、六時礼賛をつとむ。定まれるふし拍子なく、をのをの哀歓悲喜の音曲をなすさま、めづらしくたうとかりけれ」と記されています。

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