加納進・著 カラー・A5判・64頁・拾遺編(別冊)20頁 ¥900
ISBN4-944013-01-9 C2026 P900E

『哲学の道』とは左京区浄土寺から鹿ヶ谷地域の東山山麓沿いに北流する琵琶湖疎水分流の西側の小道をいい、北は銀閣寺橋から南は若王子橋に至る二キロほどの道のりである。
春になると関雪桜がまるで一面の雪景色のように春色爛漫に花片を舞い散らせ、また、このころには、疎水堤に三椏の黄色い花が脇役の彩りを添える。


 目次

 哲学の道
 橋本関雪記念館(白沙村荘)
 銀閣寺(慈照寺)
 大文字寺(浄土院)
 八神社
 如意寺跡
 桜本陵(冷泉天皇陵)
 悲運の山城(中尾城跡)
 鹿ヶ谷
 法然院
 俊寛山荘跡
 安楽寺
 霊鑑寺
 大豊神社
 円成寺
 宗諄女王墓
 若王子神社
 田能村直入邸(画神堂)

初夏には、黄昏時ともなるとゲンジボタルが飛び交い漁場を彷徨う漁火を思わせ、詩趣を彷彿させてくれる。
秋夕のころは、ひっそりとたたずみ宗諄女王の墓あたりの紅葉が侘びしさを一層かりたて、冬には、冬枯れの閑寂とした趣があり、そして雪に覆われた哲学の道は、純白の雲海の上を夢心地に誘い寒気さえも忘れてしまうほどである。
このように哲学の道は、四季折々の情緒を醸しだし、逍遙の路人に自然の哲理を語りかけてくれる。

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